エクセルで「住所」を扱うことがありますが、住所から都道府県名を抽出したい(分けたい)ことがよくあります。
これを1つ1つ手作業で「抽出→コピー」するとしても、47都道府県もあって時間がかかり、手作業によるミスも発生しがちです。
そこで、入力済の住所とは分けて「都道f県名を抽出する方法」を解説します。
都道府県名を抽出できた!
都道府県名を抽出するだけの限定的な方法ですが、関数式をコピーするだけなので、手間はかかりません。
ぜひ参考にしてください。
「都道府県」、「東京23区」を扱う場合は、以下の記事も参考になるかと思います。
都道府県名を関数で抽出する(分ける)
まず、住所のセルとは別に、「都道府県名」の列を追加します。(以下の例では、Cの列)
次に、関数式を先頭の「都道府県名」のセルに入力します。(以下の例だとC3に入力)
=IF(MID(B3, 4, 1) = "県", LEFT(B3, 4), LEFT(B3, 3))
関数式を入力したセル(C3)の右下のあたりにマウスを乗せると、下の画像のように「+」のマークになります。
次に、①または②の操作を行ってください。
①「+」をダブルクリック。
②「+」をつまんだまま最後のセルでドロップ(マウスのボタンを離す)。
①の操作の場合、途中に空白行があった場合は、空白行の直前までしか関数式がコピーされません。
その場合は、先頭のセルをコピーして、残りのセルにペーストしてください。
関数式がコピーされると、全てのセルに都道府県名が抽出されます。
都道府県を抽出する関数を解説
ここで、47都道府県名の抽出条件と、関数式の詳細を解説します。
都道府県名の抽出条件
47ある都道府県名ですが、実は抽出するための条件は以下の2つしかありません。
つまり、この2つにマッチする式を作れば、47都道府県名全てを抽出できることになります。
抽出する都道府県名のパターン
- 4文字の都道府県名(神奈川県、和歌山県、鹿児島県のみで、すべて”県”がつく)
- 上記以外は全て3文字の都道府県名
IF/MID/LEFT関数による抽出
上記、2つの抽出条件を満たす関数式は以下の通りで、IF/MID/LEFTの3つの関数を組み合わて都道府県名を抽出しています。。
都道府県名を抽出する条件が2つしかないことがわかると、IF関数を使って案外簡単に抽出できることがわかりますよね。
3つの組み合わせの関数式となりますが、コピーするだけでいいので、都道府県名の抽出に今回紹介した方法を試してみてください!
「都道府県」、「東京23区」を扱う場合は、以下の記事も参考になるかと思います。