エクセルで頻繁に使うような操作をマクロにすると、かなり作業効率がアップして便利です。
マクロは便利ですが、マクロが含まれているエクセルでしかマクロを実行することができません。
そのマクロを『アドイン』にすれば、どのエクセルでも『アドイン』(マクロ)を実行できるようになるので、マクロよりも『アドイン』の方が使い勝手がよくなります。
今回は、作ったマクロをどのエクセルファイルでも使えるようにできる、『アドイン』を作成する方法を紹介します。
エクセルの自作マクロからアドインを作成する
まず、マクロ付きエクセルファイル(*.xlsm)を用意し、起動します。
マクロ付きのエクセルが開いたら、『F12』キーを押します。
すると、保存ダイアログが表示されるので、『ファイルの種類』のところをクリック。
ここで、『Excelアドイン(*.xlam)』を選択します。
ここで、『保存』を押すと、マクロ付きエクセルファイルがアドインファイルとして保存されます。
この場所は、エクセルのオプションで設定されているフォルダとなり、規定では次のフォルダです。
『C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\AddIns』
※『ユーザー名』はWindowsにログインしているユーザー名
次に、アドインが使えるように有効な状態にします。
リボンのタブ『ファイル』(①)をクリックし、『オプション』をクリック(②)
オプションのダイアログが開かれるので、左側で『アドイン』を選択し、『管理』の『Excelアドイン』の右にある『設定』をクリック。
アドインの一覧が表示されるので、さきほどアドインファイルとして保存したマクロの名前にチェックをつけて『OK』を押します。
アドイン(マクロ)がリボンから使えるようにする
ここまでで、マクロがアドインとして使える準備はできました。
次に、リボンにマクロのボタンを追加して、簡単にマクロが使えるようにします。
リボンにマクロのボタンを追加する方法は次の記事で詳しく書いているので、こちらを参考にしてください。
リボンにマクロのボタンを追加すると、どんなエクセルファイルでも追加したリボンが表示されるようになります。
そして、追加したマクロのボタンを押すとマクロが実行されます。
【エクセル】自作アドインの作り方のまとめ
まとめ
- どのエクセルでもマクロを使えるようにするには、『アドイン』にした方が使い勝手がよい。
マクロ付きのエクセルファイルを使うだけでもかなり便利なんですが、他のエクセルではそのマクロが使えないのが欠点です。
なので、新規や既存に関わらず、全てのエクセルファイルでマクロが使えるようになる『アドイン』を作成して、作業の効率化を図りましょう!