エクセルで別シートにデータを反映させる方法はいくつかありますが、『表をまるごと別シートに反映』できれば便利ですよね。
次の記事では、表をコピーして『リンク貼り付け』で反映先のシートに貼り付ける方法を紹介しました。
今回は、表をまるごと『図として反映(リンク)させる方法』を紹介します。
後半の方では、図として反映させる場合のメリット、デメリットもあわせて解説しているので、表を別シートに反映させたいと思っている人はぜひ参考にしてください。
エクセルの表をリンク図として別シートに反映させる
さっそく、リンク図による表の反映方法を紹介します。
まず、表の中の適当セルをクリックし、ショートカットキー『CTRL』+『A』で表全体を選択したら、コピーします。
次に、反映先のシートでセルをクリックしマウスで右クリック(①)し、表示されるメニューから『形式を選択して貼り付け』(②)→『リンクされた図』と選択します(③)
これで、表がまるごと図として反映されます。
リンク図として反映された表のメリット、デメリット
表をまるごと図として反映させる方法には、メリット、デメリットがあるので、それぞれを解説します。
リンク図のデメリット(見栄えの悪さ)
デメリットは、表の列幅と反映先のシートのセル幅が必ずしも一致しないことです。
また、下のエクセルの画像を見てわかるように、貼り付けられた表は透けて見えます。
どちらも、ちょっと見栄えが悪いですよね。
いかにも、『表を図として貼り付けました!』という感じで。
でも、『枠線』を非表示にすることで、見栄えの悪さは解消することができます。
リンク図の表の見栄えをよくする方法
『枠線』は、リボンの『表示』タブ(①)を選択して『枠線』のチェックを外すと消えます。
これだと表が図に見えないし、シートの枠線も透けてないのでちょっとは見栄えもよくなりましたよね?
リンク図のデメリット(移動が簡単にできる)
デメリット2つ目は、図なのでマウスドラッグで簡単に移動できてしまうこと。
これも、対策(移動できないようにする)方法があります。
リンク図の表を移動できないように固定する方法
図(表)を移動できないように固定にするには、図をロック(保護)します。
図(表)をクリックし(①)、マウスの右クリックメニューから『サイズとプロパティ』を選択。
左側の『プロパティ』を選択し、『オブジェクトの位置関係』にある『ロック』にチェックがついていることを確認(通常はチェックがついています)
次に、シートの見出しの上でマウスを右クリックし(①)、表示されるメニューから『シートの保護』を選択。
そして、一番上の『シートとロックされたセルの内容を保護する』にチェックがついていることを確認し、『ロックされたセル範囲の選択』のチェックを外します。
これで、図(表)はマウスドラッグでの移動ができなくなります。
リンク図のメリット(書式の変更も反映される)
反映元(参照元)の表で、例えば見出しの背景色や文字の色、罫線などの『書式』を変更した場合でも、きちんと反映先(参照先)の表も変更されます。
当然、表の中の文字や数字なども変更すれば、それらもきちんと変更されます。
リンク図のメリット(拡大しても文字がつぶれない)
最後に、リンク図として反映した表のメリットです。
それは、表は図となっているので自由に拡大縮小できます。
そして、一番のメリットが拡大しても表内の文字がつぶれずにきれいに見えることです。
画像だと大きくするとぼやけたりしますが、この表は図なので拡大しても文字場がぼやけることはありません。
エクセルの表をリンク図として別シートに反映させる方法のまとめ
まとめ
- 表をリンク図として貼り付けると、図なので、自由に拡大縮小できる。
- 反映元(参照元)の表の書式を変更すると、自動で反映先も変更される。
表をまるごと別シートに反映させる方法は、次の記事で書いているように『リンク貼り付け』として反映させる方法と、今回紹介した『図としてリンク』する方法があります。
それぞれ、メリット、デメリットあるので、適した方法を使ってみてください!