Windowsでよく使われる標準のアプリ(ソフト)に、『コマンドプロンプト』というのがあります。
俗に『DOS窓』とも呼ばれるもので、Windowsのコマンドをバチバチ入力して、コマンドを実行することができます。
IT関連の仕事をしていると、この『コマンドプロンプト』はよく使うので、作業をするうえでは必須のアプリと言っても過言ではありません。
IT関連以外でもいろんな場面で使われるアプリなので、今回は『コマンドプロンプト』を最短で起動できるショートカットについて紹介したいと思います。
Windowsの『コマンドプロンプト』をショートカットで起動する
実は、『コマンドプロンプト』を一発で起動できるショートカットキーというのはありません。
かなり古いWindowsの時代から存在する『コマンドプロンプト』なのに、それを一発で起動できるショートカットキーがいまだにないというのは、ちょっと信じられないんですけどね^^
ショートカットキーはないですが、最短で『コマンドプロンプト』を起動できる手順(ショートカット)をこれから紹介したいと思います。
ちなみに、このショートカットはWindows7、Window8.1、Windows10の全てで使えます。
『コマンドプロンプト』を起動するショートカット
このショートカットは、デスクトップ画面がスタートになります。
デスクトップ画面(Windows7)
このデスクトップ画面で、以下の順番に操作すると『コマンドプロンプト』が起動されます。
- 『Windows』キーを押す(①)
- 『cmd』を入力(②、③、④)
- 『Enter』キーを押す(⑤)
『Windows』キーを押すと、次のような画面になるので、続けて『cmd』と入力し最後は『Enter』キーを押します。
この手順は、コマンド実行によってコマンドプロンプトを起動するようなイメージです。
他によく知られているのが、『Windows』キー+『R』を押して一旦『ファイル名を指定して実行』ダイアログを表示させて、その中で『cmd』を入力する手順です。
さきほど紹介した手順とそんなにかわりませんが、『R』を押さない分だけわずかにこちらの方が一手間少なくて済みます。
管理者権限で『コマンドプロンプト』を起動したい場合
『コマンドプロンプト』は『管理者権限』で実行しないといけない場合がよくありますが、さきほどの手順では、『管理者権限』では実行されません。
『管理者権限』で『コマンドプロンプト』を起動する場合は、最後の『Enter』キーの操作の時に、『SHIFT』と『CTRL』も一緒に押します。
- 『Windows』キーを押す
- 『cmd』を入力
- 『SHIFT』+『CTRL』+『Enter』キーを押す
ちなみに、『管理者権限』で実行されているかどうかは、起動された『コマンドプロンプト』のタイトルバーを確認すると、『管理者』と表示されているかどうかでわかります。
上の画像のように、『タイトルバー』に『管理者』と表示されている場合は、『管理者権限』で起動された『コマンドプロンプト』となるので、参考にしてください。
コマンドプロンプトを最短で起動できるもう一つの方法
実は、同じように最短でコマンドプロンプトを起動できる別な方法があります。
スタートボタンの右クリックメニューを表示(Windowsキー+『X』キー)させ、コマンドプロンプトを選ぶだけです。
もしかして先に紹介した方法より簡単かもしれません。
ただし、事前にコマンドプロンプトをメニューに表示させる設定変更が必要となります。
詳細は次の記事に書いているので、参考にしてください。
コマンドプロンプトをショートカットで起動する方法のまとめ
まとめ
- 『コマンドプロンプト』を起動する『最短』のショートカットは、『Windows』キー+『cmd』入力+『Enter』キー
- 『管理者権限』で『コマンドプロンプト』を起動したい場合は、最後の『Enter』キーで『SHIFT』+『CTRL』も同時に押す。
- 『コマンドプロンプト』のタイトルバーで『管理者権限』で起動されているかどうかが判別可能。
『コマンドプロンプト』は今後、『PowerShell』に取って代わられようとしていますが、それでもまだまだ使われるアプリです。
PCのIPアドレスを調べたり、PCのマシン名(ホスト名)やログイン情報など、結構な情報が『コマンドプロンプト』で確認できるので、『コマンドプロンプト』を使う機会は意外と多いかもしれません。
もし、『コマンドプロンプト』を頻繁に使うようなことになった場合は、最短で起動できる今回の方法をぜひ参考にしてください!