エクセルのセルにデータを入力したら、文字の色を変えたり、罫線を引いたりと、『書式』を設定することがよくあります。
でも、その後で、入力したデータは消したくないけど、書式をクリア(削除)したくなることもよくあります。
そんな時にに便利なのが、『書式だけをクリア』するボタン(コマンド)です。
今回は、セルの『書式をクリア』する方法を紹介します。
あわせて、単独のセルだけではなく、複数のセルを一括で『書式クリア』する方法も紹介するので、参考にしてください!
セルに設定された書式をクリアする
さっそく、書式をクリアする方法を紹介します。
まず、書式をクリアしたいセルを選択し(①)、リボンの『ホーム』タブをクリック(②)→『書式のクリア』をクリック(③)
これで、セルに設定されていた書式がクリア(削除)されます。
この例では、背景色が黄色、文字が赤、中央揃え、という書式がクリアされていることがわかります。
『書式のクリア』というのは、書式が『初期状態に戻る』ことをいいます。
つまり、設定されていた書式を削除して、初期設定の『文字は黒』、『背景色はなし』などの状態に戻るということです。
複数のセルを一括で書式クリアする
書式をクリアしたい場合というのは、『複数のセルを一括でクリア』したいことが多いと思います。
その場合は、次の方法を参考にしてください。
といっても、書式クリアしたいセルをマウスドラッグで囲むように選択すればいいだけです。
選択できたら、あとはさきほど手順を解説したように、『書式のクリア』ボタンを押すだけ。
表全体を一括で書式クリアする
続いても、よくあるパターンの『表全体の書式をクリア』したい場合。
こちらも選択がポイントです。
ここは、表全体を一発で選択できるショートカットキー『CTRL』+『A』を使いましょう。
ただし、上の画像にも書いているように、このショートカットキーは、表内の適当なセルをクリックしてから押すことが前提となるので、注意してください。
シート全体を一括で書式クリアする
最後は、『シート全体の書式をクリア』したい場合。
さきほどの表選択で使った『CTRL』+『A』を、ここでも使います。
後は、『書式のクリア』ボタンを押せば、シート全体の書式がきれいにクリアされます。
エクセルの書式だけをクリアする方法のまとめ
まとめ
- 『書式をクリア』したい場合は、リボンにある『書式のクリア』ボタン(コマンド)を使う。
- 書式をクリアしたいセルが複数ある場合は、事前に選択しておく。
残念ながら、書式を一発でクリアするショートカットキーはありませんが、マウスを使ってリボンのボタンを押すか、アクセスキーを使えば簡単に書式をクリアすることができます。
そんなに頻繁する書式をクリアすることはありませんが、特に複数のセルの書式を一括でクリアしたい場合は便利なので、使い方はマスターしておきましょう!
今回紹介した方法とは逆の、書式は残したいけどセルに入力したデータだけを削除したい場合は、次の記事が参考になります。