エクセルやワードなどのマイクロソフトの『オフィス(Office)製品』を使いたければ、普通はパッケージ版やサブスクリプション版(課金)を購入する必要があります。
でも、無料でオフィス(エクセル)が使える方法があるのを知ってますか?
しかも、マイクロソフトが提供しているので、もちろん有料のオフィスとの互換も問題ありません。
ただし、有料のオフィス版と違いいくつかの機能が使えないとう制限があります。
といっても、エクセルで簡単な資料を作るぐらいだったり、他の人から送られてきたエクセルを確認する程度であれば、無料のオフィスでも十分です。
そこで、今回は無料でマイクロソフトのオフィス(Office)が使える方法を紹介します。
あわせて、無料オフィスのメリット、デメリットについても解説するので、無料のオフィスを使ってみたい人は参考にしてください!
無料でオフィスを使うための条件は?
無料でオフィスを使うための条件は、たった2つです。
- PCがインターネットに繋がっていること。
- マイクロソフトのアカウントを持っていること。
→ アカウントは誰でも作成可能。
今ではPCがインターネットに繋がっていることは当たり前のことなので、この条件は問題ないですよね。
そして、2番目の条件はマイクロソフトのアカウントを持っていることです。
これも、アカウントを持っていなくても簡単に作成できるので、これもたいした条件ではないです。
アカウントを作成する手順はこの後、詳しく解説します。
無料オフィスはブラウザアプリなのでインストール不要
無料オフィスを使うための条件はハードルがかなり低いですが、使うのはもっと簡単です。
アカウントを作成して無料オフィスのサイト(Office.com)にログインすれば、すぐにオフィスが使えます。
なので、インストーラをダウンロードしてインストールという作業も必要ありません。
インストールなしでオフィスがすぐに使えるというのは、かなり便利ですよね。
しかも、ブラウザの上でオフィスが動くので、外出先でもネットに繋がっているPCがあればオフィスが使えます。
無料オフィスを使うためにマイクロソフトのアカウント作成する
では、無料オフィスに必要なマイクロソフトのアカウントを作成する手順を解説します。
まず、マイクロソフトのOffice.comのサイトにアクセスします。
『サインイン』をクリック。
今からアカウントを作るので、『作成』をクリック。
gmailなどのメールアドレスを持っている人はそのアドレスを入力して『次へ』をクリック。
※メールアドレスじゃなくても電話番号でもアカウントは作れます。
次に、パスワードを入力して『次へ』をクリック。(忘れないようなものを入力してください)
すると、入力したメールアドレス宛に『セキュリティコード』が書かれたメールが届きます。
この『セキュリティコード』は次の画面で入力するので控えてください。
メールに書かれていた『セキュリティコード』を入力して、『次へ』をクリック。
画像に書かれている文字を入力して、『次へ』をクリック。
以上で、アカウントが作成できたので、『×』マークを押してこの画面を閉じます。
そして、次のような画面に切り替わります。(「OK」ボタンでようこそ画面は閉じてください)
これで、無料オフィスを使えるようになりました。
上の画面に、ワード、エクセル、パワーポイントのアイコンが表示されていますよね。(赤枠部分)
後は、例えばエクセルのアイコンを押せばエクセルがすぐに使えるようになります。
試しに、エクセルのアイコンを押してみると、新規作成画面になります。
そして、『新しい空白のブック』をクリックすると、おなじみのエクセルの画面が開かれます。
このように、無料オフィスはブラウザ(IEやChromeなど)の中で動作します。
なので、ネットに繋がっているPCさえあれば、あとは普段使っているブラウザでオフィスを使うことができます。
かなり便利ですよね。
無料オフィスのメリット/デメリット
最後に、無料オフィスのメリット/デメリットを書いておきます。
- マイクロソフトのアカウントがあれば、無料で使える
- インストール不要
- インターネットに繋がっているPCがあれば、どこでも使える
メリットについては、さんざん書いてきたので改めて補足することもありません。
やっぱり無料というのが一番のメリットですね。
- パッケージ版などと比べて機能制限がある
- ネットに繋がっていないPCでは使えない
デメリットは、『機能制限』があるということです。
パッケージ版などの専用のデスクトップアプリと違い、ブラウザ上で動作する関係でどうしてもすべての機能が使えません。
特に、マクロは全く使えないので、マクロ付きのエクセルを作ることもできないし、マクロ付きのエクセルをアップロードしてもマクロを動作させることはできません。
マクロ付きのエクセルをよく使う人は注意してください。
無料で使えるオフィスのまとめ
普段、エクセルをがんがんに使っている人やマクロを使っている人は、無料オフィスの機能制限については不満な点が多いでしょう。
そういう人にはやっぱり有料オフィスの購入をおすすめします。
逆に、簡単な資料を作るぐらいの人や、他の人から送付されたエクセルを確認するだけのような使い方が中心の場合は、無料オフィスでも十分満足できると思います。
普段のエクセルの使い方をよく考えて、無料オフィスを使うかどうかを検討してみるといいんじゃないでしょうか。