この記事では、今使っているエクセル(Offie)のバージョンを確認する方法を紹介します。
他の人のPCや共有PCのエクセルのバージョンがわからない場合に参考にしてください。
この記事の内容
- システム管理コマンドを使ってOfficeのバージョンを確認する
- エクセルを開いてバージョンを確認する
- インストールフォルダ名からバージョンを確認する
- Office製品名からバージョンを確認する
また、あわせてエクセルを開かなくても確認できる方法も紹介しますので、何かの事情でエクセルを開くことことができない場合は参考になるかと思います。
もうすぐOffice2010のサポートが切れますが、新しいOfficeへの切り替えは終わりましたか?
次の記事では、Office2019のインストール方法や購入方法について詳しく書いているので、ぜひ参考にしてください!
エクセル(office)のバージョンをコマンドで確認
まずは、一番手っ取り早くバージョンがわかるのが『コマンド』で調べる方法です。
Windowsのシステム管理のコマンドである『wmic』を使うとOffice(エクセル)のバージョンがわかります。
以下、手順です。
まず、コマンドプロンプトを起動します。
PoweShellは、Windowsのスタートメニューの『Windows PowerShell』から起動できます。
コマンドプロンプト(PowerShell)を起動したら、次のコマンドをコピーしてEnterキーを押します。
wmic product where "Name like '%%Office%%'" get name,version
しばらく時間がかかりますが、結果は次のように出力されます。
Office2010(エクセル2010)の場合の出力結果
Office2016またはOffice2019(エクセル2016またはエクセル2019)の場合の出力結果
このように、コマンドを使えばOfficeのバージョンを簡単に確認することができます。
エクセル(Office)にはバージョンが2つある
さきほどのコマンドを実行すると、『Version』の列に『14.XXXXX』というような番号が表示されますが、最初の2桁がエクセル(Office)のバージョンを示しています。
通常、Office2016の場合は『2016』がバージョンになりますが、マイクロソフトが管理しているバージョンにはもう1つあり、エクセル2010の場合「14」、エクセル2016の場合は「16」で表されます。
※Office2016以降はすべてバージョンが16で統一されているので注意が必要です。
Office 365 (バージョン 16)
Office 2019 (バージョン 16)
Office 2016 (バージョン 16)
Office 2013 (バージョン 15)
Office 2010 (バージョン 14)
※『Windows 10 で動作する Office のバージョン』より引用。
エクセルはOffie製品に含まれるアプリケーションなので、結果的に『Offieのバージョン』がそのまま『エクセルのバージョン』となります。
エクセルのバージョンで15とか16という表記があった場合は、それは2013、2016のことだと思えばいいです。(上記引用参照)
エクセルを開いてバージョンを確認(エクセル2013/2016の場合)
次は、直接エクセルを開いてバージョンを確認する方法です。
エクセル2013、エクセル2016(Office365も含む)での確認手順は以下の通り。
『ファイル』タブをクリック。
『アカウント』をクリック。
次のようなOffice製品情報の画面が表示されるので、『Excelのバージョン情報』をクリック。
すると、エクセルのバージョン情報の画面が開かれます。
下の例では、エクセルのバージョンが2013(15)であることがわかります。
エクセルを開いてバージョンを確認(エクセル2010の場合)
続いては、エクセル2010を開いてバージョンを確認する方法。
『ファイル』タブをクリックし(①)、『ヘルプ』をクリック(②)
Office製品情報の画面が表示されるので、『バージョンと著作権の追加情報』をクリック。
下の例では、エクセル2010(14)であることがわかります。
こちらも、1つ前のOffice製品情報の画面でエクセルのバージョンを確認することができます。
エクセル(Office)のインストールフォルダ名からバージョンを確認
エクセルを直接開かなくても、エクセル(Office)をインストールしたフォルダ名からバージョンを確認することができます。
この場合のバージョンは『2013』、『2016』ではなく、マイクロソフトが管理している2桁の番号の『15』や『16』になります。
では、エクセル(Office)のインストールフォルダ名の確認です。
『Windows』キー+『E』でエクスプローラを起動し、『Cドライブ』→『Program Files (x86)』→『Microsoft Office』を順番に開いていきます。
この時に、『Microsoft Office』のフォルダの下に『OfficeXX』という2桁の番号がついているフォルダを確認できると思います。
下の例では、2桁の数字が『15』なのでエクセルは2013となります。
こちらは、『14』なので『エクセル2010』
コントロールパネルからエクセルのバージョンを確認
最後は、コントロールパネルの『プログラムと機能』からエクセルのバージョンを確認する方法。
つまり、インストールしたOfficeの製品名からバージョンを確認することができます。
『プログラムと機能』でエクセルのバージョンを確認(Windows7)
まず、ショートカットキー『Windows』キー+『R』を押します。
『ファイル名を指定して実行』ダイアログが表示されるので、『appwiz.cpl』を入力して『OK』または『Enter』キー。
次のように『プログラムと機能』のダイアログが表示されるので、『Microsoft Office、、、』で始まるプログラムを探してください。
上の画像だと『Office2010』と表示されているので、エクセルも『2010』となります。
『プログラムと機能』でエクセルのバージョンを確認(Windows8.1/10)
Windows8.1、Windows10で、『プログラムと機能』からバージョンを確認する方法です。
『スタートキー』の上にマウスを置いて右クリックし(①)、一番上のメニュー『プログラムと機能』をクリック。
『プログラムと機能』のダイアログが表示されるので、『Microsoft Office、、、』で始まるプログラムを探します。※『m』を押して探す。
上の画像の例だと、Office2013と表示されているので、エクセルは2013というバージョンになります。
エクセル(Office)のバージョンを確認する方法のまとめ
まとめ
- エクセルのバージョンを確認する方法は以下の4つ。
1. コマンド(wmic)で調べる
2.エクセルを直接開く
3.インストールフォルダ名を確認する
4.プログラムと機能(コントロールパネル)を確認する - エクセル(Office)のバージョンには4桁の数字(年)と2桁の数字の2種類ある。
エクセルのバージョンはエクセルを直接開かなくても、別な方法で確認することができます。
注意点として、バージョンは『2013』、『2016』のように年を表す4桁の数字か、『15』、『16』のように2桁の数字のいずれかで表されます。
私達は普段、エクセルのバージョンは4桁の数字の方を使いますが、たまに2桁で表現されることもあるので戸惑わないようにしましょう!
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次の記事では、Office2019のインストール方法や購入方法について詳しく書いているので、ぜひ参考にしてください!