エクセルは、使い始めた標準の状態からシートの中に『枠線』というものが表示されます。
この枠線というのは、セルとセルの境目を示すもので、『セルの位置、大きさを示す線』ものだと思えばいいです。
つまり、作業をしやすくするための補助的な役割を果たすのが『枠線』
枠線は薄いグレーの線で表示されるので、通常は作業していてもほとんど気になるものではないです。
でも、中にはこの枠線が気になる人もいるんですよね。
また、図形などペタペタ貼っていくうちに、枠線が逆に目障りになったりすることもあります。
この記事の内容
- 枠線と罫線の違い
- 枠線を消す方法
- 枠線を消す場合の注意事項
そんな、『普段は目立たないけど、場合によっては消したくなる枠線』を消す方法を紹介します。
いや言葉で書けば1行で終わる簡単な方法なんですけどね^^
エクセルの枠線と罫線は全く違うので、違いを理解しよう
エクセルを使い始めの人の中には、枠線と罫線を混同している人が多いので、枠線と罫線の違いについて説明します。
簡単に違いを書くと、枠線は『作業をしやすくするための目安となる補助線』で、罫線は『セルの書式である線』であり、表などによく使います。
違いについては、次の記事で詳しく書いているのでぜひ参考にしてださい!
エクセルの枠線を消す方法(非表示にする)
では、本題の『枠線』を消す方法です。
言葉でさらっと書いてもいいですが、枠線がパッと消える様子がわかるので、あえて動画で解説します。
動画でもわかるように、枠線を消すにはリボンの『表示』タブ→『枠線』(目盛線)のチェックを外すだけです。
この方法では、シートの中の枠線が全て消えます。
一部の枠線を消す方法もありますが、あまり意味ないので今回は紹介しません。
といっても、セルの背景を白く塗りつぶすだけなんですけどね^^
ファイルのオプションから枠線を消す
手間かかりますが、枠線を消す別な方法もちょっと紹介します。
リボンのタブ『ファイル』(①)をクリックし、『オプション』をクリック(②)
『詳細設定』→『枠線を表示する』のチェックを外す。
もう1つの方法は以上ですが、チェックを外すところの下に『枠線の色』なんていうのがあります。
実は、枠線の色は自由に変更できるんです。
枠線をもうちょっと目立たない色にしたいとか、標準とは違う色にしたい場合は、ここで色の変更をしてください。
エクセルの枠線を消せるのは対象のシートのみ
枠線を消す動画でも解説しているように、枠線を消すことができるのはシート単位です。
つまり、リボンの『枠線』のチェックを外したしたシートだけが枠線は非表示になり、他のシートは非表示にならないので注意してください。
そして、この『枠線』を消す設定はそのエクセルのみ有効で、他のエクセルファイルや新規エクセルファイルには影響しません。
まとめ
まとめ
- 『枠線』と『罫線』は全く異なるものである。
- 『枠線を消す設定』にしたシートのみ、枠線が非表示になる。
(他のシートや他のエクセルには影響しない)
今回紹介した『枠線を消す方法』は、すごく簡単なので迷うこともないはずです。
ただ、枠線を消したいということはあまりないと思うので、そんなに使う機会がない機能ですが、覚えておいても損はないですよ。
今まで枠線と罫線の違いがわからなかった人は、今回の記事でその違いをきちんと理解できたんじゃないでしょうか。
今後、枠線と罫線を勘違いしている人を見つけたら、その違いを教えてあげると『エクセルの達人』だと思われるかもしれません^^