Googleの2段階認証は携帯紛失/機種変更でどうなる?

Googleアカウントのログインで「2段階認証を有効化」していると、携帯(スマホ)の紛失や、故障で壊れて使えなくなった場合に、ログインできずにアカウントが使えなくなることが発生します。

また、機種変更も対応にそれなりに手間がかかります。

ここでは、2段階認証の認証用コードをショートメールで受信するスマホが、紛失や故障などで使えなくなった場合や、機種変更した場合に、認証できるのかという点を中心にまとめています。

最後の方には、携帯を紛失してもログインできる「おすすめの設定」も書いているので、ぜひ参考にしてください。

目次

この記事の前提条件

まず、この記事では、以下の3つの条件を満たすことを前提として書いています。

「2段階認証プロセス」が有効化(オン)されている

当たり前の条件ですが、「2段階認証プロセス」が有効化(オン)されていることです。

「2段階認証プロセス」の有効/無効状態を確認するには、以下の記事を参考にしてください。

「2段階認証」の方式はGoogleからの送信される認証コードで認証

「2段階認証」の認証方式は、Googleからショートメール(SMS)で送られてきた認証コードを使う方式を前提としています。

この方式が「2段階認証」のデフォルト(規定)です。

「2段階認証」には、上記デフォルトの認証方式以外に認証用コードを発行する専用のスマホアプリを使う方式があり、この方式では専用アプリをインストールする必要があります。

「2段階認証」をスキップする設定がされている

「2段階認証プロセス」を有効化した後にGoogleアカウントにログインすると、「2段階認証」画面まで進みますが、その時に次回ログインから「2段階認証」をスキップする設定ができます。(下の画像を参照)

この記事では、このスキップ設定がされていることを前提としています。

Googleの2段階認証は携帯紛失/機種変更でどうなる?

「このデバイスでは次回から表示しない」にチェックを付けると、次回からのログインではこの画面が表示されずに、「2段階認証」をスキップ(省略)することができます。

注意)
このチェックは、現在操作しているデバイスでのみ有効で、他のデバイスでも「2段階認証」をスキップするわけではありません。

もし、ログインするデバイス(スマホ、タブレット、PCなど)が自分専用であれば、このチェックにより「2段階認証」の面倒な操作がスキップされます。

また、チェックを付けた方が携帯を紛失した場合に対応できる(後述参照)ので、「このデバイスでは次回から表示しない」にチェックをつけることを強くおすすめします。

認証用コードを受信するスマホを紛失したら?

Googleからの認証用コード(確認コード)を受信するスマホを紛失や、故障などにより使えない状態になったらどうなるか?(

この場合、別のデバイス(スマホや、PC)を用意して、そのデバイスでGoogleアカウントにログインすることになります。

となった時に、今までログインしたことがない新しいデバイスでのログインなので、「2段階認証」による認証が発生しますが、認証用コードを受信するスマホは使えないので、認証用コードがわからず「2段階認証」は不可能となります。

従ってログインできないため、「アカウントが使えない」という最悪の状態となります。

結論

他のデバイスによる「2段階認証」ができないので、アカウントが使えなくなる。

ただし、「アカウントが使えなくなる」という事態は、他のデバイスでも「2段階認証」を完了させ、かつ、「このデバイスでは次回から表示しない」にチェックを付けておくことで、防ぐことができます。

その対策の詳細は、後述の「」を参照してください。

認証用コードを受信するスマホを機種変更したら?

次に、Googleからの認証用コード(確認コード)を受信するスマホを機種変更したらどうなるか?

「電話番号を変更していない」ことが条件ですが、機種変更したスマホで認証用コードを受信することができるため、「2段階認証」時に認証用コードを入力すれば、「2段階認証」が完了します。

ちなみに、機種が変更されると別のデバイスからのログインと判断されて、必ず「2段階認証」が発生します。

結論

機種変更したスマホで、改めて「2段階認証」できるので問題はない

ただし、電話番号を変更した場合は、紛失した場合と同じで、「2段階認証」ができずにアカウントが使えなくなるので、注意してください。

スマホを紛失しても対応できるようにする

Googleからの認証用コード(確認コード)を受信するスマホの紛失(または故障)などで、「アカウントが使えなくなる」ことを防ぐ対策を以下に解説します。

簡単に書くと、認証用コード(確認コード)を受信するスマホ以外のデバイスを用意し、同じアカウントにログインして「2段階認証」を完了させ、「このデバイスでは次回から表示しない」にチェックを付ければOKです。

スマホ紛失/故障に備えた事前対策

  • 認証用コード受信用スマホ以外に、他のデバイス(スマホやPCなど)を最低1台準備
  • 他のデバイスでも、同じアカウントで「2段階認証」→「このデバイスでは次回から表示しない」にチェック

結局、認証用コードを受信するスマホ以外に、PCなど他のデバイスも用意しておきしょう!ということですね。

「2段階認証」はハッカーなどによるアカウント乗っ取りを防ぐための有効な手段となります。

一般的なパスワードのみによる認証では、不正にログインされる確率が高くなるため、「2段階認証」を有効化しておくことが非常に重要となります。

そして、認証コードを受信するスマホ以外に、最低1台のデバイスで「2段階認証」を完了していれば、スマホを紛失しても「アカウントが使えなくなる」問題を防ぐことができます。

対策の方法は、ぜひ参考にしてください。

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