エクセルのセルに入力しょうとすると、いきなり次のような警告ダイアログが表示される場合があります。
他には、こんなダイアログだったりします。
この警告は、たいては他の人から入手した場合など、誰かが作ったエクセルで発生することが多いです。
『シートに保護がかかっている(ロックされている)』が原因なので、保護を解除すればほとんどの場合は、警告が出ないようにすることができます。
今回の警告解除の方法をぜひ参考にしてください!
エクセルで保護(ロック)されていたシートを解除する
今回例として使っているエクセルは、点数や合格判定が間違って変更されないように、この黄色いセルだけ保護がかかっていました。
『シートの保護を解除』(ロック解除)するのはそんなに難しくありません。
リボンの『校閲』タブ(①)→『シート保護の解除』(②)を選択するだけです。
他の手順として、マウスの右クリックを使う方法もあります。
保護を解除したいシートの見出しのところでマウスを右クリックし(①)、表示されるメニューから『シート保護の解除』を選択。
これだけで解除できますが、この時に次のようなパスワードを入力するダイアログが表示される場合もあります。
これは、保護をかけた人が『勝手に保護を解除されないようにパスワードをかけている』ことを意味します。
なので、パスワードがわかればそのパスワードを入力すると、シートの保護が解除されます。
シート保護(ロック解除)ができない場合はブックの共有を解除
実は、次のように『シート保護の解除』が選択できないことがあります。
【リボンの場合】
【マウス右クリックの場合】
この場合は、『ブックの共有』がされていることが原因なので、『ブックの共有を解除』→『シート保護の解除』の順番で操作します。
まずは、『ブックの共有』の解除から。
リボンの『校閲』タブ(①)→『ブックの共有』(②)を選択。
すると、『ブックの共有』ダイアログが表示されるので、『複数のユーザーによる同時編集と、ブックの結合を許可する』のチェックを外します。
最後に、『はい』を押せば、『ブックの共有』が解除されます。
この後は、先に紹介した『シートの保護を解除する方法』の通りに操作してください。
エクセルのシートを保護する方法のまとめ
まとめ
- 『保護されています』の警告ダイアログが表示された場合は、『シートの保護』を解除する。
- 『シートの保護の解除』が選択できない場合は、『ブックの共有』を解除してから『シートの保護』を解除する。
自分が作ったエクセルには普通は保護なんてかけないので、セルに入力しようとした時に『シートが保護されています』という警告はほとんど見ないと思います。
なので、この警告が表示された場合は何が原因なのかとっさに判断できないことがありますが、警告に表示されているように単純にシートに保護がかかっているだけなので、今回紹介した方法で、速やかにシートの保護を解除してください!