エクセルで文字列を検索した時に沢山検索されてしまうと、検索ダイアログで1つずつ文字を追っていくのは手間がかかってしまいます。
場合によっては検索ダイアログが邪魔したりして、どの位置にあるのかわからなくなることがあるんですよね。
そんな時に、検索された文字を一括で色付けできると、簡単に検索文字を確認することができますよ^^
例えば、テキストエディタによっては、下の画像のように検索を実行したとたん、検索文字に色がつくものがあるので、検索文字を簡単に見つけることができます。
『F3』キーをいちいち押さなくても、検索文字がどこにあるのかパッと見てわかるのがGoodですね。
今回は、テキストエディタの検索結果と同じように、エクセルで検索結果に色付けできる方法を2つ紹介します。
ただし、検索文字そのものに色をつけるのではなく、検索文字があるセルに色をつける方法です。
セルに色をつけるだけでも検索結果はわかりやすいので、使ってみる価値がある方法ですよ^^
事前にエクセルのバックアップ(コピー)をしておくことをおすすめします。
検索された文字(セル)を一括置換でブック全体に色付けをする
まずは操作が簡単な、一括置換を使って検索されたセルを色付けする方法です。
下のエクセルのように、『平成』で検索されたセルの背景色を黄色にする場合を例に、解説します。
まずは、『CTRL』+『H』で置換ダイアログを表示させ、検索文字列に『平成』を入力し、『置換後の文字列』の方にある『書式』をクリック。
『セルの書式設定』ダイアログが表示されるので、背景色を黄色に変更。
検索と置換ダイアログに戻るので、『すべて置換』をクリック。
これで、ブック全体に検索されたセルが色付けされます。
見ての通り、検索文字列を確認するのが楽になりましたね^^
色付けした背景色を元に戻したいのであれば、『CTRL』+『Z』の取り消しショートカットキーを押してください。
もし、何か編集しながら検索文字列を確認したい場合は、編集作業が終わった後に色付けを戻す必要があります。
また、ここでは検索されたセルの背景色を変更していますが、『セルの書式設定』で『文字の色を赤にする』というように他の書式を変更することもできます。
ただし、セルの中の検索文字列だけの色の変更をするということはできません。
あくまでも、できるのはセルに対する書式変更です。
検索された文字(セル)を選択して一括でシートに色付けをする
続いては、検索したセルを全て選択して、セルに色付け(背景色変更)をする方法です。


すると、シート内の検索されたセルが全て選択された状態になります。
続いて、そのまま『閉じる』を押します。
検索ダイアログを閉じると選択状態が解除されそうに思われますが、選択はそのまま残っています。
選択が残っているのがこの方法のポイントです^^
これで検索されたセルが全て選択されているので、あとは『セルの書式設定』からセルの背景色を黄色にするだけです。
このように、検索されたすべてのセルの背景色が一括で黄色に変更されます。
色付けした背景色を元に戻したいのであれば、『CTRL』+『Z』で取り消すことができます。
エクセルの検索結果に一括で色付けできる方法のまとめ
まとめ
- 検索結果の色付けは、『一括置換で色付けする方法』と『検索後に色付けする方法』がある。
- 操作が簡単で、ブック全体で色付けできる『一括置換で色付けする方法』がおすすめ。
エクセルで大量の文字列を検索した時に、検索ダイアログを開いたままで検索結果を確認するのはかなり使いづらいです。
検索文字列が多ければ多いほど、一時的にでも検索結果のセルに色を付けることができれば、確認作業がぐっと効率アップします。
また、文字列を変更しつつ背景色や文字列の色なども同時に変更したいという場合にも使えるので、今回紹介したい方法をぜひ有効活用してください。