エクセルのきれいな波線(省略線)の引き方(図形で作る)

エクセルのきれいな波線(省略線)の引き方(図形で作る) 図形

エクセルでデータをプロットしたり、データの推移を分析しようとした場合によく使われれるのがグラフ。

その中でも棒グラフはよく使われるグラフですが、ひとつだけ飛び抜けた値があると、他の値との兼ね合いでバランスが悪いグラフになってしまいます。

そんな時に便利なのが、途中を省略した波線。

いわゆる省略線と呼ばれるものです。

今回は、図形を使って『きれいな波線を引く方法』を紹介します。

きれいな波線(省略線)

ビシッとした波線を引きたい人はぜひ参考にしてください。

枠線(セル)にあわせてきれいな波線を引く時のポイント

さっそく、波線を引く方法を紹介する前に、手順がちょっと複雑なのできれいな波線を引く時のポイントを2つ説明します。

波線を引く時のポイント(その1)

今回の方法では、黒い波線と白い波線を2つ用意し、黒い波線の上に白い波線を重ねることで、黒の波線を作ります。

白と黒を重ねてきれいな波線を作る

重ねた時に下の黒い波線が見えるようにするため、黒い波線の幅は白い波線の幅より大きくします。

なんでこんな面倒くさいことをするかというと、曲線を並べただけの波線では肝心の省略した部分が透けてしまって、省略した波線に見えないからです。

白と黒を重ねて透けない波線を作る

波線を引く時のポイント(その2)

きれいな波線を引くためには、均等な間隔の頂点を持つ波線にする必要があるので、頂点をセルの枠線にぴったりあわせることが大事なポイントとなります。

枠線にぴったりあわせてきれいな波線を作る

今回は、『頂点の編集』を使って、波線の頂点を枠線にあわせていきます。

きれいな波線の作り方

では、きれいな波線を作る方法です。

方眼紙のシートを作る

準備として、方眼紙のシートを用意します。

正方形のセルを作りたいので今から方眼紙のシートを作りますが、必ずしも方眼紙(正方形)でなくてもいいので、面倒であればこの過程は省略して『まずはおおざっぱに波線を引く』に進んで構いません。

例として、ここでは縦横とも80ピクセルの方眼紙を作ります。

まず、ショートカットキー『CTRL』+『A』を押してシート全体を選択します。

そして、列番号のどこでもいいので右クリックし(①)、表示されたメニューから『列の幅』を選択(②)

方眼紙を作る

 

列幅に8.11(ピクセル80)を入力。

方眼紙を作る

 

行の方も同じように、行番号のところで右クリックし(①)、表示されたメニューから『行の高さ』を選択(②)

方眼紙を作る

 

行の高さに60(ピクセル80)を入力。

方眼紙を作る

これで方眼紙の完成です。

まずはおおさっぱに波線を引く

次にセルの枠線を目安に、おおざっぱな波線を引いていきます。

赤丸のちょっと内側に波線を引いていくイメージですね。

実際にきれいな波線にするのは、『頂点をあわせてきれいな波線に調整する』のところなので、ここではおおざっぱに引いていきます。

枠線にぴったりあわせてきれいな波線を作る

 

『挿入』タブ(①)→『図形』(②)→『曲線』(③)を選択。

枠線にぴったりあわせてきれいな波線を作る

 

マウスが図形のマーク(十字)になるので、下の画像のように枠線の内側の部分(赤丸)を左からどんどんクリックしていき、最後のところでダブルクリックして曲線(波線)を確定させます。

枠線にぴったりあわせてきれいな波線を作る

これで、おおさっぱな波線を引くことができました。

頂点をあわせてきれいな波線に調整する

おおざっぱな波線をきれいな波線にします。

波線を選択し(①)、右クリックメニューから『頂点の編集』を選択(②)

枠線にぴったりあわせてきれいな波線を作る

 

波線の頂点のところに小さい黒いマークがつくので、ここをマウスでつまんでセルの枠線(赤丸の交差する部分)にずらしていくと、エクセルが勝手に枠線にあわせてくれます。

この時に大事なのが『ALT』キーを押しながらマウスでドラッグすること。

『ALT』キーを押さないと、ピッタリ枠線にあわせることはできません。

これを全ての頂点の分だけ枠線にあわせていきます。

枠線にぴったりあわせてきれいな波線を作る

 

波線の頂点をすべて枠線にあわせたのが、次の画像です。

正方形の枠線に頂点があっているので、きれいな波線になってますよね^^

枠線にぴったりあわせてきれいな波線を作る

 

きれいな波線の引き方を動画で解説

ここまで画像できれいな波線の作り方を解説してきましたが、ちょっとわかりづらいので次の動画も参考にしてください。

エクセルの波線をきれいにひく

動画見るとわかるように、『ALT』キーを押しながら頂点をつまむと、簡単に頂点を枠線にあわせることができます。

下になる黒い波線を作る

次に、白い波線の下になる黒い波線を作ります。

波線を選択し(①)、右クリックメニューから『配置とサイズ』を選択(②)

白と黒を重ねてきれいな波線を作る

 

『線のスタイル』の幅に『18.5pt』を入力。

白と黒を重ねてきれいな波線を作る

あくまでも例なので自分の好きな幅にしてもかまいません。

大事なのは、下の黒い波線は上に重なる白い波線より幅を大きくすることです。

エクセル2013、エクセル2016の場合

白と黒を重ねてきれいな波線を作る(Excel2013、Excel2016)

 

上に重ねる白い波線を作る

黒い波線ができたので、この波線を選択した状態で『CTRL』+『SHIFT』キーを押しながらマウスで下の方にずらしてコピーします。

白と黒を重ねてきれいな波線を作る

水平方向の位置がずれないように、必ず『SHIFT』キーを押しながらドラッグしてください。(これやっておくと、重ねるのが楽です)

 

次に、下の方にコピーされた黒い波線を白い波線に変えます。

コピーされた下の波線を選択し(①)、右クリックメニューから『配置とサイズ』を選択(②)

白と黒を重ねてきれいな波線を作る

 

『線の色』の『線(単色)』は白を選択し、『線のスタイル』の幅に『12pt』を入力。

※線の幅は黒い波線より小さくしてください。

白と黒を重ねてきれいな波線を作る

これで、白い波線のできあがりです。

エクセル2013、エクセル2016の場合

白と黒を重ねてきれいな波線を作る(Excel2013、Excel2016)

黒い波線と白い波線を重ねる

白い波線はどこにあるのかわかりづらいですが、何もしなければ白い波線は選択されている状態になっているはずです。

ここで、キーボードの『↑』キーを押しっぱなしにして、白い波線を黒い波線の方に動かしていきます。

白と黒を重ねてきれいな波線を作る

 

すると、下の画像のように黒い波線と白い波線がきれいに重なるところがあるので、そこで動かすのを止めます。

そして、この重なった状態を1つの図形にまとめるために、グループ化します。

白い波線が選択されている状態なので、『CTRL』+『A』を押して黒い波線も選択された状態にします。(見た目は何も変わりません)

2つの波線が選択されている状態で(①)、右クリックして『グループ化』→『グループ化』を選択(②)

白と黒を重ねてきれいな波線を作る

もし、右クリックしても『グループ化』が表示されない場合は、2つとも選択されていない状態になっているので、どちらかを選択してから『CTRL』+『A』を押して右クリックしてください。

 

これできれない波線ができあがります。

あとは、この波線をコピーして、棒グラフなどに貼り付ければいいだけです。

白と黒を重ねてきれいな波線を作る

 

棒グラフより波線が大きい場合は、波線の角(右下など)をマウスでつまんで小さくすることで大きさを調整できます。

白と黒を重ねてきれいな波線を作る

 

これで棒グラフに省略線(波線)を重ねることができました。

きれいな波線(省略線)

まとめ

まとめ

  • きれいな波線を作る場合は、一旦波線を作って『頂点の編集』で枠線にあわせる。
  • 黒い波線と白い波線を重ねることで、省略部分が透過されない波線になる

エクセルには『小波』、『大波』という、一見省略線として使えそうな図形がありますが、今ひとつで、ちょっと省略線のようには見えないんですよね^^

だから、省略線としての波線を作りたい場合は、今回紹介した方法をおすすめします。

今回は、方眼紙のシートを作る手順から紹介しましたが、特に方眼紙を作らなくても頂点さえ枠線にあわせることができれば、きれいな波線を作ることはできます。

波線が完成するまでの手順が結構長いですが、波の曲がり具合とか幅は自分でいくらでも調整できるので、まずはお試しで作ってみましょう!

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