ExcelやWordなんかで文章を書いていると、文字に丸(○)なんかをつけてちょっとその文字を強調したいなんて場合がありますよね。
でも、どうやったら文字を丸で囲めるのか。
Excelを使い慣れてきた人なんかは、特にこういうことで悩むようです。(実際僕も何回か質問されたことがあります)
今回は、文字を丸で囲む3つの方法と、印刷で丸がずれる問題の対処方法もあわせて紹介します。
エクセルで文字を丸で囲む方法1:丸付き数字を使う
まずは、『丸付き数字』を使う方法。
この方法の前提は、1~20までの数字なので、数字じゃなく普通の文字を丸で囲みたい方は、2番目以降の方法に進んでください。
この方法の手順としては、日本語入力で丸付き数字を入力するだけです。
『1』と入力して、丸に囲まれたものを選択するだけなので、一番簡単な方法です。
21~50までの丸付き数字や、一部の丸付き文字を入力する方法
丸付き数字って普通の入力では1~20までしか入力できません。
実は、21~50までの丸付き数字やカタカナの五十音など、一部丸で囲まれた特殊な文字がExcelでは用意されています(Wordも同じ)
丸で囲まれた特殊文字には、次のようなものがあります。
もし、ここにある丸付き文字を使いた場合は、次の手順で入力できます。
丸付き文字の入力手順
- 丸付き文字を入力したいセルを選択
- リボンのタブ『挿入」→『記号と特殊文字』
- 『記号と特殊文字』のダイアログが表示されるので、『種類』→『(株)/(有)』
- 入力したい文字を選んで『挿入』
エクセルで文字を丸で囲む方法2:図形で文字を丸く囲む
2番目の方法は文字を図形(オートシェイプ)の○で囲む方法。
この方法のメリットはどんな文字でも○で囲むことができること。
ただし、デメリットは印刷した時に、文字と○がずれる問題があること。(必ずしもではない)
ずれた時の対処方法は、後述の『印刷のズレを対処する方法』を参考にしてください。
文字を図形(オートシェイプ)の○で囲む方法
図形を使った方法は慣れればなんてことないですが、動画での解説の方がわかりやすいので、次の動画を参考にしてください。
この方法は、できあがりを印刷プレビューで確認するのは必須です。
印刷のズレを対処する方法
印刷プレビューで確認した時に、図形の○と文字がずれていた場合に、以下の方法でズレを解消することが可能です。
印刷ズレを解消する手順
- ○の図形を選択し、マウス右クリック
- サイズとプロパティを選択
- プロパティを選択
上記手順で進むと、以下の画面になります。
マイクロソフトの公式ページでは、ずれた場合には一番上の『セルに合わせて移動やサイズ変更をする』を選択するように書かれています。
しかし、この選択ではズレは解消されなくて、一番下の『セルに合わせて移動やサイズ変更をしない』を選択すると解消される人もいるようです。
ズレが解消されない場合は、もう片方も選択して解消されるか確認してください。
エクセルで文字を丸で囲む方法3:Wordの囲い文字をエクセルに貼り付ける
3番目の方法は、Wordの『囲い文字』を使う方法。
実はWordには『囲い文字』という機能があり、好きな文字を○以外に□、△、◇で囲むことができます。
この囲い文字をWordでコピーして、Excelに図として貼り付けるのがポイントです。
これも図形なので、印刷時にズレる可能性があるので、気をつけてください。
こちらも動画をどうぞ。
この方法の注意点は次の通り。
・貼り付けられた図の枠、塗りつぶしが透明でない場合があるので、透明に調整する必要あり。
ちょっと注意点はありますが、Wordの囲い文字はどんな文字でも○、△、□、◇で囲めるのが最大のメリット。
エクセルで文字を丸(○)で囲む方法のまとめ
ここまで、丸付き文字の入力方法を3つ紹介しました。
最初の日本語入力を使う『丸付き文字』は、『特殊文字』や『機種依存文字』などと呼ばれるもの。
まさしく特殊な文字で、自分のPCでは表示されても、違う環境(Macなど)では表示されないこともあります。
自分のPCでしか扱わなかったり、紙に印刷するだけだったら特に問題ないです。
でも、誰かに送付したりする場合。
そういう場合はできるだけ丸付け文字を使わずに、色をつけたり、太字にするなどの装飾をおすすめします。