エクセルの便利な機能の1つが『ハイパーリンク』
リンクというのは『結びつける』という意味がありますが、エクセルの場合はURLのリンクとして使うことが多いです。
また、シートが多くなってシート間の移動に手間がかかる場合に、『ハイパーリンク』を使ってシートの間をすぐに移動できるようにする使い方もあります。
今回は、他のシートへジャンプできる『ハイパーリンク』の作り方を中心に解説していきます。
エクセルのシート切り替えを頻繁にする場合は『ハイパーリンク』がかなり便利
仕事柄、僕は『設計書(仕様書)』というものをエクセルでよく作ります。
設計書はシートが多く、シートの切り替えも頻繁にするので、そういう時にはリンクがかなり便利なんですよね。
設計書のイメージはこんな感じです。
先頭のシートには必ず『目次』のシートを用意しています。
この目次にはシート名のリンクが並べられていて、シート名のリンクをクリックすると、目的のシートに一発でジャンプできます。
目次にある『処理概要』のリンクをクリックすると、↓のように『処理概要』のシートにジャンプします。
そして、各シートには目次に戻るためのハイパーリンクを必ず作っておきます。
これで、『目次』→『各シート』へのジャンプや、ジャンプした『各シート』から『目次』にクリック一発でも戻ることができます。
シートを移動(切り替える)するショートカットキーを使う方法がありますが、目的のシートにたどり着くまでがかなり大変なので、ハイパーリンクの便利さにはかないません^^
エクセルで他のシートにジャンプできるハイパーリンクを作る方法
前置きが長くなりましたが、他のシートにジャンプする『ハイパーリンク』の作り方です。
リンクにしたいセルを選択し、マウスの右クリックから『ハイパーリンク』を選択。
『ハイパーリンク』の挿入画面になるので、『このドキュメント内』が選択されていることを確認して、『セルの範囲』の下にあるシートを選択します。
シートを選択した時点で、そのシートの『A1』(ホームポジション)の位置にジャンプするように自動で入力されますが、もちろんセルの位置は自分の好きな位置にも変更できます。
ジャンプしたいシートを選択したら『OK』をクリック。
これで、セルに『ハイパーリンク』が追加されました。
『ハイパーリンク』を設定された文字は標準では青い色で、下線が付きます。
確認がてら、できたばかりに、リンクをクリックしてみます。
リンク先のシートにジャンプできたので、ちゃんとリンクが設定されているようです。
さらに、このシートから先頭の『目次』のシートに戻りたいので、ここでも『目次に戻る』のセルにリンクを追加してみます。
同じように、マウス右クリックで『ハイパーリンク』を選択。
シートは『目次』を選んで『OK』をクリック
これで、ジャンプしたシートにも『目次に戻る』リンクが追加できました。
やることは、『ハイパーリンク』を作りたいセルを選んで、ジャンプ先のシートを選ぶだけです。
『ハイパーリンク』の削除方法
続いては、作った『ハイパーリンク』を削除する方法。
これも簡単です。
リンクになっているセルを右クリックし、『ハイパーリンクの削除』を選択するだけ。
リンクが削除されたので、文字が普通の文字に戻りました。
エクセルはWebページのURLを貼り付けるだけで、ハイパーリンクになる
エクセルの『ハイパーリンク』はWebページのURLとして使うことが多いです。
そのままクリックすると自動でブラウザが起動され、目的のWebページが開かれて便利。
手順はセルにURLを貼り付けるだけです。
これだけで、自動で『ハイパーリンク』になります。
URLを貼り付けても自動で『ハイパーリンク』にならない場合は、エクセルのオプションを変更する必要があります。
リボンのタブ『ファイル』→『オプション』を選択
『文章校正』の『オートコレクトのオプション』を選択
『入力オートフォーマット』タブにある、『インターネットとネットワークのアドレスをハイパーリンクに変更する』のチェックをつけます。
これで、URLを入力するだけで自動で『ハイパーリンク』に変更されます。
逆に、自動で『ハイパーリンク』にしたくない場合は、このチェックを外してください。
エクセルのハイパーリンクのまとめ
まとめ
- ハイパーリンクはWebのURLだけじゃなく、他のシートへのジャンプにも使える
- URLを入力するだけで、自動でハイパーリンクになる(設定が有効な場合)
『ハイパーリンク』はここで紹介した、Webページや他のシートへのリンク以外にも、画像に対してリンクを貼ったり、メールアドレスをリンクにしたりすることもできます。
参考サイトのURLやシートの切り替えには便利な機能なので、機会があったらぜひ使ってみてください。