今回は、行番号、列番号のフォントを変更する方法と注意点を解説します。
また、エクセルの標準フォント(デフォルトフォント)を変更する方法もあわせて紹介します。
- 行番号/列番号のフォントを変更する
- エクセルの標準(デフォルト)フォントを変更する
標準フォントを変更する方法では、標準の堅苦しい『游ゴシック』から『Meiryou UI』に変更します。
『Meiryou UI』は柔らかい印象のフォントなので、堅苦しさもなくおすすめのフォントですよ!
エクセルの行番号、列番号のフォントを変更する
では、行番号、列番号のフォントを変更する方法です。
行番号、列番号というのは、下の画像の赤枠部分のことです。
ここを自分の好みのフォントに変えることができますが、実は、行番号、列番号だけではなくシートに入力するフォントも変更されるので注意してください。
つまり、エクセル全体のフォントが変更されるということです。
では、行番号、列番号のフォント変更の手順です。
リボンのタブ『ホーム』→『セルのスタイル』を選択すると、次のようなスタイルに関する大きいメニューが表示されます。
今から変更するのは、フォントというよりも『スタイル』の変更です。
もっというと、『書式』の変更になります。
大きいスタイルのメニューの『標準』の上でマウスを右クリックし、『変更』を選択
『書式設定』を選択
そうすると、おなじみの『セルの書式』ダイアログが表示されます。
このダイアログで、変更したいフォントなどを指定してください。
試しに、ここでは次のような書式を指定してみます。
このスタイルを変更した結果が、次の通り。
これで完了ですが、上の画像を見てもらうとわかるように、シート内のフォントも一緒に変更されていることがわかると思います。
ちなみに、この『セルのスタイル』を変更する方法では、変更したブックのみスタイルが変更されます。
なので、『セルのスタイル』を変更した後に、そのエクセル(ブック)を保存すると、変更されたフォントで保存されます。
したがって、他の作成済のブックや、新規に作成するエクセルもスタイルは変更されません。
エクセルの標準(デフォルト)フォントを変更する
次に、エクセルの標準フォント(デフォルトフォント)を変更する方法を紹介します。
この方法で標準フォントを変更すると、そのフォントで固定されて、それ以降は新規で作成するエクセルもそのフォントに変更されます。
ちなみに、エクセル2010の場合は、標準フォントが『MS Pゴシック』で、サイズが11Pとなっています。
では、この標準フォントを変更してみます。
まずは、リボンのタブ『ファイル』→『オプション』を選択
『基本設定』から『新しいブックの作成時』の『使用するフォント』、『フォントサイズ』を自分の好きなものに変更します。(ここでは、Meiryo UI、12に変更)
標準フォントを変更して『OK』を押すと、次の警告が出ます。
『次にエクセルを起動した時からこの変更が有効になりますよ』って書いてますね。
そのまま『OK』を押します。
そして、新規にエクセルを起動すると、変更したフォントに変わっているのがわかると思います。
こちらは、変更前の『MS Pゴシック』
『MS Pゴシック 11P』から『Meiryo UI 12P』に変更しただけでも、だいぶ印象が変わっているのがわかると思います。
標準フォントの変更はそれ以降に新規に作成したブックのみ適用
ここで一点注意です。
標準フォントを変更したら、既に作成済のブックのフォントは変更されません。
つまり、『これから新しく作るブック』だけが変更したフォントに変わるということです。
なので、他の人からもらったエクセルブックも当然、標準フォントの変更の影響は受けません。
エクセルの行/列番号(見出し)のフォント変更のまとめ
まとめ
- 『セルのスタイル』でフォントを変更すると、行番号、列番号が変わる。
- 『セルのスタイル』でフォントを変更しても、そのブックだけが変更される。
- 標準フォントを変更したら、新規に作成するブックからフォントが変更される。
- 標準フォントを変更しても、作成済みのブックのフォントは変更されない。
行番号、列番号のフォントを変更した場合は、そのブックに対してだけの変更になることに注意してくだい。
対して、オプションから標準(デフォルト)フォントを変更した場合は、それ以降作成されるブックが変更されることに注意してください(既存ブックは変更されない)
また、標準フォントはちょっと固苦しいフォントになっているので、フォントを変更する場合は、柔らかい雰囲気の『Meiryou UI』がおすすめです。