エクセルは同じフォーマットのシートを複数選択することによって『作業グループ』というものを作ることができます。
『作業グループ』を使うと、全てのシートに同じ書式を設定できたり、文字も同じものを入力することができてかなり便利。
でも、たまに『作業グループ』の状態を解除する方法がわからないという人を見かけます。
今回は、『作業グループ』の解除方法を4つ紹介します。
現在のブックが『作業グループ』状態なのかを確認する
『作業グループ』の解除方法の前に、現在『作業グループ』の状態になっているかを確認します。
この例では、Sheet1~Sheet3が選択されている状態で、エクセルの一番上のバーのところに[作業グループ]と表示されているのがわかると思います。
『作業グループ』の状態は、上のバーに[作業グループ]と表示されているか確認するのが一番手っ取り早いです。
『作業グループ』を解除する手順(右クリックメニュー)
では、『作業グループ』を解除する手順。
シートの見出しのところで、右クリックをすると次のようなメニューが出るので、『作業グループ解除』を選択。
これで、『作業グループ』の状態が解除されます。
『作業グループ』を解除する手順(その他のシートをクリック)
続いての手順ですが、場合によってはこれが一番簡単な方法かもしれません。
手順は、『作業グループ』に含まれていない他のシートの見出しをクリックするだけです。
これだけですぐに解除できます。
欠点は、今見えているシートの見出しに他のシートがないとクリックで解除できないこと。
『作業グループ』を解除する手順(その他シートにショートカットキーで切り替える)
続いても、簡単な方法でさきほどの方法の応用編です。
ショートカットキーを使って、『作業グループ』に含まれていない他のシートに切り替えることで『作業グループ』状態を解除できます。
『作業グループ』として選択しているシートが多い場合は、このショートカットキーを叩いていけば、そのうち他のシートに切り替わって解除できるという力技の方法^^
でも、確実に『作業グループ』の状態を解除することができますよ。
ショートカットキーを使わないで他のシートに切り替える方法
さきほど紹介したショートカットキーも便利ですが、シートがものすごい数になるとその数だけ『バンバン叩く』必要があるので、ちょっとうるさいかも^^
なので、ショートカットキーを使わずに、一発で他のシートに切り替わる方法を紹介します。
まず、シートの見出しの左端にある、シートを切り替えるボタンの次の部分で右クリックします。
表示される『シート一覧』から、『作業グループ』に含まれていない他のシートをクリックすれば、そのシートに切り替わって『作業グループ』の状態を解除することができます。
シートの数がかなり多い場合は、ショートカットキーよりこの方法が簡単に解除できます。
全シートが『作業グループ』になっていた時の解除方法
ここまでは、一部のシートが『作業グループ』になっている場合の解説でした。
では、全てのシートが『作業グループ』になっていたらどうやって解除するのでしょうか。
右クリックメニューで解除?
答えは『先頭以外の、どのシートの見出しでもいいのでクリックするだけ』です^^
実際にやってみると、どのシートの見出しでクリックしても解除できることがわかると思います。
作業しやすいようにエクセルのシートの見出しをできるだけたくさん表示させる
『作業グループ』とは直接関係ない話題ですが、シートが多くなった時にシートの見出しをできるだけたくさん表示させる方法を紹介します。
シート見出しと横スクロールバーの間にマウスを置くと以下のような形になるので、それをマウスでつまんで思いっきり右の方に広げます
こんな感じで、かなりの数のシート見出しが見えるようになります。
シート見出しを思いっきり広げる方法は、PCの画面サイズや横スクロールバーとの兼ね合いが難しいですが、そうすることで作業がやりやすくなるんだったら、広げてみてもいいんじゃないでしょうか。
複数選択したシート(作業グループ)の選択状態を解除する4つの方法のまとめ
シートを複数選択した状態の『作業グループ』を解除する方法を4つ紹介しました。
一番確実に『作業グループ』を解除できるのは、右クリックからのメニューです。
ただし、マウスをあまり使いたくない場合は、シートの切り替えができるショートカットキーを使って解除する方法が一番簡単だと思います。
『作業グループ』を解除したつもりで作業を進めると、結構後戻り作業が発生するので、今回紹介した方法でしっかり解除するようにしましょう。