エクセルで郵便番号や住所を入力することって結構あります。
中には、年賀状や暑中見舞いなどの送り先の住所をエクセルで管理している人もいるんじゃないでしょうか。
どちらも入力しないとなると面倒くさいものがありますが、郵便番号を入力するとさくっと住所に変換できる方法がありるので、今回は日本語入力による変換方法を紹介したいと思います。
※ただし、番地までの正確な住所は自分で入力する必要があります。
この記事の内容
- マイクロソフトの日本語入力(IME)を使った郵便番号から住所への変換
- Googleの日本語入力を使った郵便番号から住所への変換
ここで紹介する日本語入力は、WindowsのPCに最初からインストールされているマイクロソフトのIME(2010)と、無料のGoogle日本語入力です。
マイクロソフトのIME2010を使って、郵便番号から住所に変換してみる
Windows7の例ですが、PCに最初からインストールされている日本語入力『Microsoft Office IME 2010』を使った郵便番号→住所の変換方法を紹介します。
IMEが郵便番号から住所に変換できる設定になっているか確認
まずは、郵便番号の辞書が使える設定になっている確認します。
まずは、『Windows』キー+『Pause/Break』を押します。
すると、下のような『システム』画面が表示されるので、左上の『コントロールパネルホーム』か、アドレスバーの『コントロールパネル』をクリック
『キーボードまたは入力方法の変更』をクリック
『キーボードと言語』タブの『キーボードの変更』をクリック
キーボードの『Microsoft Office IME 2010』を選択して、『プロパティ』をクリック
もし、ここでキーボードに『Google 日本語入力』と表示されたら、すでにGoogle日本語入力がインストール済みです。
この場合は、Google日本語入力での変換方法に進んでください。
IME2010の方法に戻って、
『辞書/学習』タブをクリックし、『システム辞書』の中にある『郵便番号辞書』を選択します。
選択した時に、右側の『人名/地名』にチェックがついていなければチェックをつけます。
これでOKを押せば、郵便番号による変換が使えるようになります。
Microsoft Office IME 2010で郵便番号から住所に変換してみる
準備ができたので、郵便番号から住所に変換してみます。
例として、日本語入力モードに切り替えて『100-0001』を全角で入力します。
『100-0001』と入力したら、スペースキーを押すか『変換』キーを押すと、一番下の候補に『住所に変換』という項目が出てきます。
『住所に変換』を押すと、郵便番号にあった住所が候補に出てくるのであとは選択すれば変換完了です。
Microsoft Office IME 2010で住所から郵便番号に変換してみる
今度は逆に、住所から郵便番号に変換してみます。
住所から郵便番号に変換する場合は、事前に入力モードを『人名/地名』に変更する必要があります。
これで準備できました。
例として、『東京都千代田区皇居外苑』と入力し、その住所をマウスドラッグで反転させて右クリックで表示される『再変換』を選択します。
そうすると、候補に郵便番号が表示されます。
以上が、『Microsoft Office IME 2010』を使った郵便番号と住所の変換方法です。
Googleの日本語入力を使って、郵便番号から住所に変換してみる
続いては、Googleがフリーで提供している『Google日本語入力』を使った、郵便番号から住所への変換方法。
ちなみに、『Google日本語入力』は以下よりダウンロードできるので、使いたい人はインストールしてみてください。

マイクロソフトのIMEよりは確実に使いやすいので、インストールすることをおすすめします^^
Google日本語入力が郵便番号から住所に変換できる設定になっているか確認
こちらも事前に変換できる設定になっているか確認してみます。
IMEと同じく『コントロールパネル』をまず表示させて、下の『テキストサービスと入力言語』のダイアログまで進みます。(IMEの手順を参考にしてください)
キーボードは『Google 日本語入力』を選択して、『プロパティ』をクリック
『辞書』タブをクリックし、『特殊変換』の『郵便番号変換』にチェックがついていなければチェックをつけます。
設定は以上です。
Google日本語入力で郵便番号から住所に変換してみる
では、郵便番号から住所に変換する方法です。
こちらも、例として『100-0001』と全角で入力し、『変換』キーを押下。
(ハイフンは必ず入力してください)
Googleの日本語入力の場合は、候補にそのまま住所が表示されます。
Google日本語入力で住所から郵便番号に変換してみる
続いて、逆の住所から郵便番号への変換。
例として、『東京都千代田区一ツ橋』と入力して、その住所をマウスドラッグで反転させてから『変換』キーを押下。
『そのほかの文字種』を選ぶと『郵便号』が表示されます。
『Google 日本語入力』を使った郵便番号と住所の変換方法は以上です。
エクセルで郵便番号と住所の変換方法のまとめ
今回は、エクセルで郵便番号から住所、住所から郵便番号への変換方法を紹介しました。
といっても、実際はエクセルの機能ではなく、『日本語入力』の変換機能を使っているので、エクセルに限らず、Word、PowerPoint、メモ帳などでも同じことができます。
住所から郵便番号に変換するようなことはあまりないと思いますが、郵便番号しかわかっていない場合は、簡単に住所に変換できるので便利です。
また、エクセルで『年賀状』や『暑中見舞い』を送る相手の住所と郵便番号を管理すると、住所間違いや郵便番号の間違いもチェックできるメリットがあります。
今回の郵便番号からの変換方法は、エクセル以外のアプリでも使える機能なので、どこかで使う機会があるかもしれません。
覚えておいて損はない機能だと思います。