エクセルのトラブルとして、シートが消えた(非表示になっている)とか、シートの見出しが消えたというものがあります。
特に、他の人からもらったエクセルなんかだと起こることが多いです。
消えた現象が出ると、エクセルが壊れたと思うかもしれませんが、そんな事ないので安心してください^^
エクセルではその他に、リボンもよく消えます。(実際は非表示)
今回は、シート、シート見出し、リボンが消えた時の表示(復活)方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
もし、『エクセル2010を使っていて、突然エクセルが使えなくなった(起動しなくなった)』という場合は、次の記事が参考になるかもしれません。

※僕は実際にこのようなダイアログが出て、エクセル2010が使えなくなりました。
エクセルのシートが消えた時の復元(表示)
シートが消える現象は、たんにシートが最小化されている場合と、本当に消えた(非表示になっている)場合の2通りのパターンがあります。
それぞれのパターンの解決方法を紹介します。
シートが消えているのではなくて、最小化されている場合
こんな感じで開いたエクセルを見ると、一瞬シートが消えているように見えます。
でも、左下をよく見てください。
なにやらバーのようなものがありますね。
これは、シートが最小化されているだけで、シートが消えているわけではないです。
こうなった時は、元に戻すボタンか、最大化ボタンを押せばシートが表示されるようになります。
シートが消えている場合の復元方法(その1)
続いては、本当にシートが消えている場合。
今度は本当に消えていて、左下にも最小化された時のバーはありません。
これは間違って、シート(正確にはウィンドウ)そのものを非表示にする操作をした可能性があるので、シートを再表示させます。
リボンのタブ『表示』→『ウィンドウの再表示』を選択。
アクセスキーだと、『ALT』→『W』→『U』
今開いているブックの一覧が表示されるので、再表示させたいブックを選択して、『OK』
すると、シートが表示されるようになります。
シートが消えている場合の復元方法(その2)
さきほどの『表示』→『ウィンドウの再表示』でも復活できない場合には、次の方法を試してください。
例えば、下のエクセルのようにシートは表示されていないのに、ステータスバー(下の赤枠)には平均、個数、合計が表示され、名前ボックス(左の赤枠)にも名前が表示されている場合は、シートは明らかに存在しています。
これを復活(表示)させてみます。
『表示』タブ(①)→『新しいウィンドウを開く』を選択。
これで復活できるんじゃないでしょうか。
実際に、僕はこの現象が発生して『新しいウィンドウを開く』をやってみたら、復活できました。
どうも、複数のブックを同時に開いていて、別なブックで『新しいウィンドウを開く』をしていた時に発生したように思います。
シートが消えている場合の復元方法(その3)
ここまでの方法を試してもシートが表示されない場合は、最後の手段として次の方法を試してください。
リボンのタブ『表示』を選択し(①)、『整列』(②)をクリックすると『ウィンドウの整列』ダイアログが表示されるので、4つのチェックの内どれでもいいのでチェックします。
そうすると、消えていた(隠れていた)シートが表示される場合があります。
見出しはあるのにシートが消えている場合の復元方法
続いては、他のシートの見出しはあるのに目的のシートの見出しがない場合。
つまり、見出しがないから目的のシートも表示されていないパターンです。
これはそのシートを非表示にしているのが原因なので、再表示すれば復活することができます。
どの見出しでもいいので右クリックし(①)、メニューから『再表示』を選択。
もし、『再表示』が薄い文字になって選択できない場合は、非表示になっているシートがないことを示しています。
次に、表示になっていたシートが選択されている状態で『OK』クリック。
すると、シートが再表示されます。
エクセルのシート見出しが消えた時の復元方法
続いては、シートではなく、見出しが消えた時の解決方法。
次の画像のように、シートの見出しが消えていることがあります。
これを、シート見出しが表示されるようにします。
リボンのタブ『ファイル』→『オプション』を選択
リボンのタブ『ファイル』(①)をクリックし、『オプション』をクリック(②)
『詳細設定』→『次のブックで作業する時の表示設定』にある、『シート見出しを表示する』にチェックをつけます。
そうすると、シート見出しが表示されるようになります。
『次のブックで作業する時の表示設定』は選んだブックのみ影響をうける
余談ですが、シート見出しの表示を解決する方法で紹介した『次のブックで作業する時の表示設定』は全てのブックに影響をあたえません。
『次のブックで作業する時の表示設定』をよく見ると、ブックを選ぶプルダウンリストがありますね。
同時に開いているブックがここに表示され、例えばブックを選んで『シート見出しを表示する』につけないで『OK』を押すと、選んだブックだけが影響を受けてシート見出しが非表示になります。
つまり、他のブックはこの設定の影響をうけないということで、逆にいうと、他の人からもらったエクセルだけがシート見出しが非表示になっていることもあるわけです。
いずれにしろ、シート見出しが非表示になっている場合は、落ち着いて今回紹介した方法で解決していきましょう。
エクセルのリボンが消えた(非表示)時の表示方法
次に、リボンが消えた場合。
リボンも突然消えることがよくありますが、普段は下の画像のようにリボンが表示されています。
それが、なにかの拍子でこのようにリボンが表示されなくなることがあります。
正確には、リボンのタブは表示されているけど、コマンド(ボタン)の部分が表示されていない場合ですね。
消えているリボンを表示させることは簡単です。
リボンのタブをダブルクリックするだけ。
注意しないといけないのは、上の画像にも書いているように、今現在選択されているタブ以外のタブでダブルクリックする必要があります。
上の画像の場合は、現在されているタブは『ファイル』なので、それ以外のどのタブでもいいのでダブルクリックします。
すると、リボンが無事表示されるようになります。
リボンが消える原因は、リボンのタブをダブルクリックした時
リボンを消すのも、表示させるのも、リボンのタブをダブルクリックするだけでできるので、おそらくリボンが消えたのは間違ってタブをクリックしたのが原因です。
ちなみに、リボンを消したり、表示させたりする方法を次の記事で詳しく書いています。
動画で解説しているので、参考になるかと思います。
まとめ
ここまで、シートやシート見出しが消えた時の解決方法を紹介しました。
シートやシート見出しが『消える』というのはあまり起こる現象ではないですが、もし起きた場合は、今回紹介した方法で解決してください。
リボンは逆によく消えることがあるので、リボンのタブをダブルクリックして元に戻しましょう。
シートや、シート見出しが消えていても、別にエクセルが壊れているわけではないので、あわてずに落ち着いて解決していきましょう^^