エクセルにはカーソルを一瞬で移動できる便利なショートカットキーが沢山あります。
その中でも、スクロールして見えなくなった位置まで戻るというショートカットキーもなかなか便利なんです。
今回のMiniTipsでは、この見えなくなった位置まで一瞬で戻るショートカットキーを紹介したいと思います。
カーソルが戻るというより、見えなくなったカーソルの位置に戻る(スクロールする)というのが正確なんですけど。
スクロールした後に、カーソルの位置まで一瞬で戻るショートカットキー
下のような大きい表があったとします。
C5のセルの値(511253)を他の値と比較したいので、カーソルはそのままで表をスクロールさせたい。
となるのと、スクロールバーをつまむか、マウスのホイール(中ボタン)でスクロールさせるしかありません。
そして、スクロールさせた結果が、下の画像です。
数式バーにはC5の位置の『511253』が表示され、名前ボックスに表示されているカーソルの位置(アドレス)からも、カーソルが動いていないことがわかります。
このように、スクロールさせた状態からカーソルがあった位置まで一瞬で戻るには、『CTRL』+『BackSpace』キーを押します。
すると、下の画像のようにカーソルがあった位置まで一瞬で戻ります。
もちろん、縦のスクロールだけではなく、横のスクロールに対しても有効なショートカットキーです。
スクロールした後に、カーソルの位置まで一瞬で戻る操作
次は、キーボードによるショートカットキーではありませんが、同じように一瞬でカーソルがあった位置まで戻る操作です。
こちらも、スクロールさせた状態で、左上にある『名前ボックス』(赤枠部分)をクリックして、そのまま何も入力しないで『Enter』キーを押すと、カーソル位置まで戻ることができます。
『名前ボックス』をクリックし、何も入力しないで『Enter』キー。
すると、カーソルがあった位置まで一瞬で戻ります。
『名前ボックス』には、アドレス(A1など)を入力して『Enter』キーを押すと、その位置にカーソルが移動する機能があるので、それを利用してカーソル位置まで戻しています。