DVDやUSBにWindows10のインストーラを焼いておくと、簡単にWindows10へのアップグレードやクリアインストールをすることができます。
特に、複数のPCにインストールしたい場合は、インストーラをDVDメディアやUSBメモリに焼くことをおすすめします。
今回は、マイクロソフトのサイトからメディア作成ツールをダウンロードして、Windows10のインストーラ(ISO)をDVDメディア、USBメモリに焼く方法を紹介します。
なお、Windows10にアップグレードする方法はいくつかありますが、インストーラも使わずオンラインで簡単にアップグレードできる方法もあります。
自分でインストーラを準備する必要もないので、Windows7を手間かけずにWindows10にアップグレードしたい場合は、こちらの記事を参考にしてください。
Windows10のインストーラを焼く前の事前準備
DVDに焼く場合は、何も書き込まれていないまっさらなDVDメディアを用意して、あらかじめPCのDVD(CD)ドライブにセットしておきます。
USBメモリの場合は、PCのUSBポートにセットしておきます。
USBメモリは8GB以上のものを用意してください。
Windows10のインストーラ(ISO)をDVDに焼く!
では、Windows10のインストーラ(ISO)をDVDに焼く方法です。
なお、USBメモリも途中まで全く同じ手順なので、USBにコピーしたい場合でもこのまま進んでください。(途中の『MEMO』のところで手順が別れます)
まずは、メディア作成ツールをマイクロソフトからダウンロードします。
次の、マイクロソフトのWindows10アップグレードサイトにアクセスしてください。
サイトにアクセスしたら、『ツールを今すぐダウンロード』をクリックしてメディア作成ツールをダウンロードします。
適当なフォルダにメディア作成ツールをダウンロードしたら、そのままダブルクリック。
『はい』をクリック。
『同意する』をクリック。
この画面になるので、2、3分ほど待ちます。
『別のPCのインストールメディアを作成する』を選択し、『次へ』
インストールするOSのタイプが自動で選択されますが、OSのタイプに問題なければそのまま『次へ』をクリック。
DVDメディアに焼く場合は、引き続き以下に進みます。
『ISOファイル』を選択し、『次へ』
メディア作成ツールをダウンロードしたフォルダと同じでもいいので、適当なフォルダを指定して、『保存』をクリック。
ISOファイルのダウンロードが始まりますが、ファイルサイズが大きいので結構時間がかかります。(10分はかかると思います)
無事ISOファイルがダウンロードできたら、次の画面になります。
『DVD 書き込み用ドライブを開く』をクリック。
DVDが正しくセットされていたら、この画面が表示されます。
※ドライブ名は使っている環境で分かります。
このままDVDに焼いてもいいのであれば、『書き込み』をクリック。
DVDへのインストーラの書き込みが始まるので、終わるまでしばらく待ちます。
この画面になったら、Windows10インストーラのDVD書き込みが完了です。
『閉じる』をクリック。
最後に、『完了』を押して終わりです。お疲れさまでした!
Windows7→Windows10へアップグレードする場合や、新規にWindows10をインストール(クリアインストール)する場合は、ここで作成したDVDメディアをPCにセット→電源ONして、Windows10のインストーラを起動してください。
Windows10のインストーラ(ISO)をUSBにコピーする!
USBメモリのコピーの手順は、途中まではDVDメディアに焼く方法と全く同じです。
もし、最初から手順を実行していない場合は、『Windows10のインストーラ(ISO)をDVDに焼く!』から始めて、『MEMO』の『Windows10のインストーラ(ISO)をUSBにコピーする!』のところまで実行して、こちらの手順に進んでください。
USBメモリへのコピーの場合は、この画面で『USB フラッシュ ドライブ』を選択し、『次へ』をクリックします。
USBのドライブが表示されたら、『次へ』
ISOファイルのダウンロードが始まるので、ダウンロードが終わるまで待ちます。
この画面になったら、USBメモリへのWindows10のインストーラのコピーが完了です。
『完了』をクリックして、閉じてください。
USBメモリでWindows10のインストールを起動したい場合は、事前にPCのBIOSでUSBメモリがハードディスクより優先して起動できるように設定変更する必要があります。
詳細はPCのBIOSで画面で確認してください。
通常は、PCを起動した直後に『DEL』キーか『F2』キーを押せばBIOSの画面を表示させることができます。
正しく設定できたら、USBをセットしてPCの電源を入れればUSBからWindows10のインストーラが起動されるはずです。
後は、Windows7からWindows10へアップグレードか、Windows10のクリアインストールが可能となります。
Windows10のインストーラ(ISO)をDVDに焼く方法のまとめ
まとめ
- 複数のPCにWindows10をインストールしたい場合は、DVDメディアにインストーラを焼いておくと、インストールの時間短縮ができる。
まとめにも書きましたが、DVDメディアにWindows10のインストーラを焼いておくと、複数のPCにWindows10をインストールする時には、DVDメディアを使えばすぐにインストールすることができます。
オンラインインストールだと、その都度メディア作成ツールやISOファイルをダウンロードすることになるので、複数台PCの場合は時間短縮につながります。
また、何かの事情でISOファイルをダウンロードできなくなることもあるので、インストーラのバックアップの意味も含めて、DVDメディアにWindows10のインストーラを焼くことをおすすめします。