エクセルで作業効率をあげるためには、ショートカットキーをどれだけ使えるかがかなり重要となります。
ショートカットキーはもちろんキーボードでの操作になりますが、実はマウスでも一部の操作はショートカットすることができるんですよ。
キーボードのショートカットキーを使わなくても、今回紹介する方法のように、マウスでもかなりショートカットできるので、ぜひ参考にしてください。
ダブルクリックで一気にカーソル移動させるショートカット
今から紹介するマウスでのショートカット操作は、シート内の入力データの始まりや終わりまで一気に移動できるショートカットキーとほぼ同じことができます。
つまり、エクセルでは超基本的なショートカットキーとして有名な、『CTRL』+『→』/『↓』/『←』/『↑』と同じことができるということです。
ダブルクリック時に十字マウスに変えないとショートカットが使えない
マウスのダブルクリックでカーソルを移動させることができますが、その前にカーソルがあるセルでマウスの形を十字マウスに変える必要があります。
例えば、右の方にカーソルを移動させたい場合は、セルの右端にマウスを置くとマウスが十字の形に変わります。
同じように、下にカーソルを移動させたい場合はセルの下端、左への移動の場合はセルの左端、上への移動の場合はセルの上端というように、それぞれの端でマウスを置いて十字マウスにします。
下の画像を見るとよくわかります。

十字マウスに変わったら、あとはダブルクリックするだけです。
実際にデータがあるシートを例にすると、次のようにカーソルが移動します。
最初にカーソルがあるのは「Start」のセル(A3)で、そこからセルの右端でマウスをダブルクリックしていくと、②、③、④と移動し、最後は⑤のセル(H5)まで移動します。
今度は、⑤のセル(H5)の下端でマウスをダブルクリックすると下の⑥に移動し、そこから左端でダブルクリックすると、最後は⑩のセル(B8)まで移動します。
最初は十字マウスにするのに手間取るかもしれませんが、慣れたらダブルクリック一発で簡単にカーソルを移動させることができます。
表の中でダブルクリックした時のカーソル移動は、次の画像がわかりやすいので参考にしてください。
