エクセルは高機能な表計算ソフトなので、使える機能が山のようにあります。
でも、普段の作業でよく使う機能ってだいたい同じようなものですよね?
同じ機能を使うたびに、『いちいちリボンタブからクリック』してというのが、地味に面倒くさい^^
そんな面倒くさい操作を大幅にショートカットできるいい方法があります。
それは、自分がよく使うコマンド(ボタン)をいつも見える『クィックアクセスツールバー』に表示させること。
今回は、ボタンを表示させるための『クィックアクセスツールバーのカスタマイズ方法』を紹介します。
エクセルを普段よく使っている人ほど、このカスタマイズ方法をぜひ覚えてください!
エクセルを使う場合には必須ともいっていいぐらいのカスタマイズで、これやるだけでストレス解消で作業効率もかなりアップしますよ。
エクセルのクィックアクセスツールバーはどこに表示される?
クィックアクセスツールバーはボタンだけを配置できるエリアなので、ちょっと小さくてわかりづらいです。
何も変更していない標準の状態は、このようにエクセルの一番上のエリアに表示されています。
クィックアクセスツールバーが消えた(非表示)!
エクセルを使いはじめたばかりの人で、たまに『クィックアクセスツールバーが消えた』と騒ぐ人がいます^^
消えてるわけじゃなくて、普段表示される位置からちょっと移動しただけ。
たぶん、何かの拍子に、『リボンの下に表示』というメニューを選択したんだと思いますね。
消えたと思ったら、リボンの下にクィックアクセスツールバーが移動していないか確認してください。
クィックアクセスツールバーは、エクセルが壊れたとかじゃない限り消えることはないはずです。
よく使う機能をクィックアクセスツールバーに表示させる
では、クィックアクセスツールバーのカスタマイズの方法です。
リボタンタブの『ファイル』→『オプション』→『クィックアクセスツールバー』と順番に進むことで、カスタマイズ画面を開くことができます。
これよりも簡単にカスタマイズ画面を開く方法があるので、今から簡単な方を紹介します。
クィックアクセスツールバー上のユーザー設定ボタン(▼)をクリックし、『その他のコマンド』を選択
または、ボタンが配置されている場所で、マウス右クリックでメニューから選ぶこともできます。
クィックアクセスツールバーのカスタマイズ画面
この画面が『クィックアクセスツールバー』のカスタマイズ画面です。
左(青枠)から自分が追加したいボタンを選択し、右(赤枠)に追加すると、クィックアクセスツールバーに表示されるようになります。
この画面で、一度追加したボタンを『削除』で元に戻すこともできるし、『↑』、『↓』(緑枠)を使えば、クィックアクセスツールバーに表示させる順番も変えられます。
クィックアクセスツールバーに追加したボタンを消す
続いては、追加したボタンをクィックアクセスツールバーから簡単に消す方法。
クィックアクセスツールバー上の消したいボタンの上で、マウス右クリックで表示されるメニューから削除を選択するだけ。
下の例は、『クィック印刷』ボタンを消す場合です。
先に紹介した、クィックアクセスツールバーのカスタマイズ画面から削除する方法でも構いません。
変更したクィックアクセスツールバーを元に戻す
クィックアクセスツールバーにいろいろボタンを追加したけど、一旦元に戻したい(リセット)という場合に使う方法です。
クィックアクセスツールバーのカスタマイズ画面で、『リセット』→『クィックアクセスツールバーのみをリセット』を選択
『はい』を選択
そうすると、クィックアクセスツールバーに追加したボタンが削除されて『標準』の状態に戻ります。
エクセルのクィックアクセスツールバーにボタンを追加する方法のまとめ
クィックアクセスツールバーには自分がよく使うボタンを追加できることがわかったと思います。
いちいちリボンタブの切り替えをする必要がなく、一発でボタンが使えるのでかなり便利です。
リボンそのものを自分好みにカスタマイズする方法もありますが、本当に普段からよく使うボタンはクィックアクセスツールバーにまとめておくことをおすすめします。
たったこれだけで、時短に繋がって作業効率もかなりアップします。
いちいち探すストレスも感じなくなるし^^
ちなみに、今回紹介する方法はマイクロソフトのオフィス製品である、ワードやパワーポイントでも全く同じことができます。
ぜひ、自分好みのクィックアクセスツールバーにカスタマイズしてみてください!