エクセルには行や列を非表示にできる機能があります。
入力した数値をひとまず隠したいとかいう時に使うわけなんですが、一度非表示にした行や列の内容を確認したい時は再表示をさせる必要があります。
でも、この再表示の操作って意外と面倒なんですよね。
具体的には、非表示行(列)を挟んだ両隣の行(列)を選択(①)→マウスを右クリック(②)→メニューから『再表示』を選択(③)という手順を踏む必要があります。
再表示させるショートカットキー(『CTRL』+『SHIFT』+『9または0』)もあるんですが、ショートカットキーを使ってもそんなに操作が簡単になるわけじゃありません。
本当に、非表示になっているところをちょっと確認したいだけなんですけど、地味に面倒です。
でも、面倒くさい操作をしなくても、非表示行(列)の内容を簡単に確認できる方法が、実はあるんです。
ポイントは下の画像のようなマウスにすること。
ここでは、面倒な操作をすることなく、簡単に非表示行(列)を広げる方法を紹介します。
再表示できるマウスの形にして、非表示行(列)を広げる
F列が非表示なっている下の表の場合に、F列を広げる方法です。
列番号が表示されているところでE列とG列の間にマウスを置くのがポイントですが、下の画像のマウスでは非表示列を広げることはできません。
このマウスの時にドラッグしてもE列を広げるだけで非表示列が表示されることはありません。
E列とG列の間にマウスを乗せますが、その時にちょっとだけG列側の方にずらすと、下のようなマウスに変わります。
マウスがこの形になると、非表示行(列)を広げることができます。
マウスがこの形になったら、あとは右の方にドラッグしていくと非表示になっていたF列が表示されるようになります。
非表示列の両隣を選択することなく、いきなり非表示列を広げることができるので、なにげに便利ですよ^^
再表示できるマウスの形にして、再表示メニューを選択する
次も非表示列(行)を再表示できる方法ですが、普通の操作よりはちょっと簡単になった程度です。
こういう方法もあるよ、ということで参考にしてください。
まずは、非表示列を広げることができる形のマウスにします。
そして、マウスを動かさずにそのまま右クリックしてメニューから再表示を選択。
これで非表示の列が再表示されます。
この時、再表示された時の列幅は、非表示にする前の列幅となります。
エクセル2013、2016では、非表示の行(列)があることが確認できる
エクセル2013、2016(Office 365)では、下の画像ように非表示の行(列)があると、そこに二本の境界線が表示されます。
これにより、D列とF列の間に非表示列があることが確認できます。
ちょっとわかりづらいですが、こちらは非表示の列。
エクエルの2010までは、行や列を非表示にした時は、パッと見ただけではどこが非表示になっているのがわからないのが欠点でしたが、これだと多少わかりやすくなっているんじゃないでしょうか。
それでも、誰でもわかるかというと微妙なんですけどね^^
ポイント
ポイント
- 非表示行(列)の内容を確認したい場合は、非表示を広げることができるマウスにすると、操作が簡単になる。
- エクセル2013、2016は、行、列の境界線を見ると非表示になっていることを確認できる。
非表示行(列)の下側(右側)にマウスを置くと、非表示行(列)を簡単に広げることができるというのは、案外知らない人が多いです。
頻繁に非表示の内容を確認するような時には、非表示行(列)を挟んで選択する操作が必要ない分、今回紹介した方法はおすすめですよ^^